2009年06月11日

野辺山スキー場進捗状況

sinanomainichi090611.jpg


2009年6月11日(木) 信濃毎日新聞25面より

 南牧村が野辺山に所有するスキー場の営業再開に向けて、
山梨県北杜市でスキー場を運営する同市内の会社と賃貸借
契約の交渉を始めたことが、10日までに明らかになった。
会社側は「営業した場合の収益などを調査中」とし、遅く
とも7月には契約内容を村に示したいとしている。

 村は開会中の村議会6月定例会に、契約が成立したときの
ためにリフトやトイレの整備費など関連予算1億3300
万円余を盛った本年度一般会計補正予算案を提出している。
菊池幸彦村長は「スキー場の再開で地域の活性化が期待で
きる」とする一方、「投資にした費用が回収できる内容で
なければ契約は結ばない」と述べ、契約がまとまらなければ
予算は執行しないとしている。
 
 村によると、同スキー場は1984年、鉄鋼ビルディング
(東京)などが村有地を借りて開発。利用客の減少から同社
が2001年に撤退、リフトなどは村が譲り受けた。
さらに経営を引き継いだ会社も撤退し、04年シーズンからは
天山リゾート(佐賀県)が敷地と設備を年1500万円で村
から借り、「レーシングキャンプ野辺山」として営業した。
しかし、昨年7月、5年契約の途中で解約され、昨シーズンは
閉鎖された。

 同スキー場は人工雪で、大会や合宿誘致を目的にした競技
者向けのコース設定。村によると、07年シーズンの利用者数
は延べ1万6245人で、そのうち、8千人前後が宿泊した
と推定される。昨年11月には、地元スキークラブが村内外約
1500人の署名を添えてスキー場存続を求める請願を村に
提出。村内の観光業者からも、存続を求める声が上がって
いた。

 村は解約を受けて運営会社を募集し、打診のあった県内外
の4社から1社に絞った。
                   
                        全文掲載

投稿者Toyoda-m:2009年06月11日 14:54

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.y-grace.net/cgi/mt/mt-tb.cgi/669

コメント




ログイン情報を記憶しますか?

(You may use HTML tags for style)